当社の教習所のDX構想をご説明致します。
DXとは?
現在のデジタル技術は、従来のビジネスにおける価値観や市場の枠組みを根底から覆すほど次々に新しい技術やサービスが生まれ、あらゆる面で変化をもたらしています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、これまでの文書や手続き業務を単にIT化するというレベルの事業改革ではなく、IT・デジタルの徹底活用で、事務や手続きを圧倒的に簡単・便利にすることにより、経営活動の基幹となるビジネス形態の根本的な見直し、さらには組織や制度、企業風土に至るまで、企業全体をデジタルが活用できるように変革していくことで、より顧客ニーズに最適化した業務を実現し、仕事のやり方も変革していく総合的な対応です。
DXの’D’は、デジタル(Digital)のこと、’X’がトランスフォーメーション(Transformation)です。トランスフォーメーションなら’T’だと思いますが、欧米(英語を話す国)ではトランス(Trans)をアルファベット1文字の’X’で表記する習慣があり、DXとなっています。日本人にはあまりなじみがなく、良く分かり辛いですね。’Trans’は「超えて」とか「横切って」という意味があり、動詞の’Cross’と同じような意味を持つのです。だから’Trans’も’Cross’も省略して’X’になるとのことです。欧米の習慣ですので、深く考えなくて良いと思いますが、、。
当社では、これまで自動車教習所の生産性向上のためのソフトウェアを開発して販売して参りました。
- 自動車教習所システム「Profit」
- 自動車教習所システム「Profit クラウド」
- 送迎バス予約システム「Profit送迎バス予約 クラウド」
- 連絡アプリ「D-Sma」
- 指導員用「Super Profit クラウド」
- 自動車教習所専用・勤怠管理システム「Profit勤怠管理 」
- CTIシステム「Profit CTI」
- 警察と教習所のネットワーク「協会ネット(K-Net)」
自動車教習所システム「Profit」は北海道から沖縄まで全国 240校以上で利用されています。また教習予約・自動配車のできる「Profit Pro」は170校以上で利用されています。
「協会ネット(K-Net)」は県内の全教習所と教習所協会、県警をネットワーク化するシステムですが、6県で利用されています。(2021年1月時点)
現在、クラウドサービスや人工知能、ビッグデータなどITの急速な進展により、世界的に産業構造やビジネスモデルが、かつてないスピードで変革しており、自動車教習所にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の波が押し寄せてきています。
当社では、教習所のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するために、次のような新しい取り組みを行っています。
- オンライン学科教習
- 教習原簿の電子化
- AI顔認証
- 教習所ビッグデータ活用
- 警察庁ホスト・共通基盤対応
- アプリによる顧客満足度アンケート
オンライン学科教習
2021年1月から始まったオンライン学科教習のために「Gacker」というクラウドサービスを開始しました。学科を予約制にして、Web会議と連動させ、ライブ配信方式にてオンライン学科教習を実現します。 詳しくはこちら
教習原簿の電子化
2020年秋に発足した菅政権の「ハンコを無くす」という方針もあり、紙の教習原簿を無くして、電子データで管理する仕組みです。教習生にはアプリで教習原簿の内容を確認できるようにします。2021年春には実現する見通しです。 詳しくはこちら
AI顔認証
コロナ禍の影響もあり、世界的にAI(人工知能)を利用した顔認証技術が飛躍的に向上しました。これまでの磁気カード、ICカード、リライトカードに代わる本人認証に利用したいと考えています。 詳しくはこちら
教習所ビッグデータ活用
教習所システムのデータベースに蓄積されたデータを活用します。ビッグデータ(Big data)は「膨大なデータ」という意味ですが、もう少し詳しく言うと、ビッグデータは、過去の実績データを整理して保存したものです。また、データ ウェアハウス(DWH)とも言われます。 詳しくはこちら
警察庁ホスト・共通基盤対応
令和5年1月から各都道府県のホストコンピュータを警察庁のホストコンピュータに切り替えることが決まっています。当社では『協会ネット(K-Net)』で県内の全教習所と教習所協会、そして免許課をネットワーク化してきました。更に一部の県では県警ホストとデータ連携させていますので、今後、全国的にこの対応を進めることになります。 詳しくはこちら
アプリによる顧客満足度アンケート
スマホ・アプリで技能教習、学科教習、受付事務、送迎などのお客様満足度を調査できます。登録された「顧客満足度」はリアルタイムで指導員や事務職員が確認できます。
ありがとうございました
昨年末から急激に「オンライン学科教習」に関するお問い合わせが増えました。また、「教習原簿の電子化」や「教習所専用アプリ」に対するお問合せも増えてきています。そのため、2021年1月に本ホームページ「教習所DX構想」を立ち上げ、更に「経営のための教習所DX構想ブログ」を始めることにしました。「経営のための教習所DX構想ブログ」では、皆様のご意見を記載できるようにしております。当社のユーザ様だけでなく、忌憚ないご意見を頂ければ幸いです。変革期を過ごすことは大変です。まずは正しい情報を集め、それをひとつひとつ実践していくしかないと思います。当社のホームページとブログが皆様のお役に立てることを祈願しております。
ブログ
「経営のための教習所DX構想ブログ」を始めました。
この度は、当社ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございました。自動車教習所のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現に向けて、たくさんの難題が待ち受けていますが、丁寧に、ひとつひとつ解決して行きたいと思っています。
教習所DX構想は、まだ実現半ばではございますが、ご興味のある方は、当社のユーザでなくても構いませんので、遠慮なくお問い合わせ下さい。